Kazuma Okamoto岡本一馬

なぜ、オリジナルにこだわるのか

私は、創業以来ずっと「オリジナルのミュージカル」⁠を作り続けてきました。

では、なぜオリジナルにこだわるのか?

もちろん、リバイバル作品や翻訳もののミュージカルも素晴らしい作品は沢山あります。自分も、そんな作品に心躍っている内の1人です。

しかし、誰かがすでに語った物語ではなく、自分たちの言葉で、この時代に、この社会に、この場所に生きる私たちだからこそ紡げる物語がある。そう信じています。そして、今を生きる、誰かの心に触れる新しい“声”⁠を創り出すことに意味がある。そう信じているからです。

それが、「今」⁠しか描けない物語。

オリジナルって一体何なの?

オリジナルとは、”ゼロから生み出す”⁠というだけではありません。現代社会が抱える問い。私たちが見て見ぬふりをしている感情。あるいは、忘れられつつある価値観。そうした“まだ言語化されていないもの”⁠をすくい上げ、舞台というかたちにすること。音楽と物語でカタチにして、ミュージカルとして誰かに届けること。

それは、お客様との「対話」⁠であり「共有」⁠であり、ときに「提案」⁠でもあります。そして、私たちの「覚悟」⁠と「願い」⁠が込められています。

私たちの作品は、誰かに寄り添い、誰かの心を揺さぶり、誰かの人生に小さな火を灯すかもしれません。

誰かにとってはただのフィクションかもしれません。ですが、また一方で、誰かにとっては「救い」⁠だったり「希望」⁠だったりするかもしれない。——私はそう信じて創っています。

だからこそ、どこにもない物語を、誰かの“心の居場所”⁠にするために。私は今日もオリジナルにこだわり続けます。

ACTMENT PARK という名前には、そんな場所”PARK”⁠になれたら良いなという思いも込められています。

初出:ACTMENT PARK コラム(2025.05.11)/個人サイト向けに加筆・修正しています。